フェレット,Ferretの体重と肥満・注意する病気
- 俊雄 上硲
- 2020年10月8日
- 読了時間: 5分

※フェレット,Ferretの大人の平均体長と体重
大人に成長したオスは体長40~50センチで体重1.5~2.5kgが平均です。
メスは体長35~45センチで体重0.75~1.5kgが平均です。
メスはオスより平均して体が小さいです。
※フェレット,Ferretの肥満の目安
肥満は多くの病気の温床になりますから「なるべく」肥満状態を改善させたいものです。
1.体を上から見たときにお腹が体の線から外れて膨らんでいる状態を肥満と判断しています。
2.痩せているのは背の下側のお腹の丸みがなくなった時にやせていると判断する指標にする。
3.フェレットの体付きは骨太、筋肉のつき方で一概に体重と体脂肪、体長の関係を言いにくいので、感覚的なものでよいと思います。
4.理想は骨太の丸い顔、筋肉質で体のラインがゆるくできている状態です。
※フェレット,Ferretの肥満の原因
肥満を改善させる提案として食事の選択があります。
肥満は食べる栄養と、使う栄養と出て行く栄養の差が貯蓄として体脂肪になることです。
この栄養がタンパク質、炭水化物(糖質)、脂質といったいわゆるカロリー源のことです。この3つは体の体温を保つ為に利用するのがカロリーの働きです。
この3つの栄養素は3大熱量素といわれているが、バランスを崩すとこの3つが肥満の原因となっています。
フェレットは非妊去勢しているために、肥満になりやすい傾向がある動物です。これはホルモンバランスの関係です。
※フェレット,Ferretの肥満に対する対処方法
ストレスを与えない 水道中の塩素を除く 糖質の入ったおやつを与えない 余計なものを与えない 栄養素阻害成分を与えない(BHA・硫酸第一鉄など)
※フェレット,Ferretの病気
耳をかきむしる・食欲不振・下痢・嘔吐・脱毛・陰部の腫れ・鼻水・便の異変・肉球の硬化等、いつもと違うことがあれば「病気」の可能性がある。
病気の早期発見は、飼い主の日頃の観察によるものである。
フェレットのような体の小さい動物は、ちょっとしたことが命取りになる。
また、転落や異物の飲み込みも、好奇心の旺盛なフェレットに多い事故である。
フェレットをペットとして飼育する場合、最寄りの動物病院で、必ずアレルギー検査の後、「フィラリア予防・ジステンパー予防接種」を受ける。
ジステンパー
正確には「犬ジステンパーウイルス感染症」といい、犬に感染するタイプと同じウイルスがフェレットに感染して起こる病気である。
ほかに、アライグマ科の動物にも感染する。
ウイルスを含んだ糞や目・鼻の分泌物が空気中に飛散し、予防接種をしていない個体がこれを吸い込んだり接触することで感染する。
フィラリア
犬の病気として知られており、フィラリア(犬糸状虫)と呼ばれる寄生虫が心臓に寄生する病気である。
すでに感染している犬の血液を吸った蚊が「媒体」となり、別の犬もしくはフェレットから吸血した際に寄生虫(フィラリアの幼虫)が移ることで感染する。
フェレットの場合は、数匹のフィラリア幼虫が寄生しただけで、重度の心不全の症状が現れ、元気がなくなった頃に病院に連れて行っても手遅れの場合も多く、死に至る。
ジステンバーとともに、フェレットにとって死亡率の高い病気である。
副腎腫瘍
副腎腫瘍は他の病気を併発することもあり、副腎に腫瘍ができることでエストロゲン、テストステロンなどの性ホルモンが過剰分泌され、さまざまな症状が現れる。
主な症状として、脱毛、メスの生殖器の腫大、去勢済みのオスの前立腺疾患(尿もれ等)、その他皮膚の乾燥や貧血、体重減少などもある。 この場合の腫瘍は「良性」のものが多く、転移も起こりにくいといわれているが、「悪性腫瘍(癌(がん))」の場合もある。
フェレットは比較的腫瘍のできやすい動物である。
フェレットの半数以上が、(良性・悪性を問わず)何らかの腫瘍にかかるとも言われている。
しかし、悪性の場合でも、腫瘍の種類もさまざまなので、早期発見で助かることもある。
去勢・避妊
発情したメスは交尾をしないと排卵できないため、エストロゲンの過剰分泌の状態が続き、その結果命に関わることがあるので、繁殖予定の無いメスには避妊手術を施す必要がある。
オスの場合は去勢しなくても問題は無いが、ペットとして飼育する場合、体臭がきつくなったり気性が荒くなったりして、尿でマーキングすることもある。
現在市場に出回っている個体のほとんどは「去勢・避妊」されているものである。
ノミ・耳ダニ・その他
ネコなどにも見られる「ノミ」だが、フェレットが頻繁に体をかゆがる場合は、寄生していることが考えられる。
フェレット用のノミ取りシャンプーなどが手軽で便利である。
赤黒い耳垢が多い場合は、耳ダニが発見される場合がある。
耳の分泌物が多い個体によく発見されるが、比較的簡単に駆除できる。
その他、個体によっては「ハウスダスト(埃)」に敏感なものもいる。
中毒を起こしたり、病気の原因となる食物
チョコレート、タマネギ、コーヒー、茶など。 チョコレートの場合、原料のカカオ由来のアルカロイドであるテオブロミンの覚醒効果が原因で中毒を起こす。
これは、テオブロミンを体内で代謝する能力が低いため、一旦フェレットがテオブロミンを含む食物を摂取すると、長時間にわたって高濃度のまま体内に留まるためである。
チョコレートをうっかり1枚食べさせてしまい、死んでしまったという症例もある。
タマネギなどのネギ類の場合、含有するアリルプロピルジスルフィドなどの硫化物がヘモグロビンを変性させることにより、赤血球を破壊し、溶血性貧血を発症させる。
一般にタマネギ中毒と呼ばれるが、タマネギ以外にも長ネギ、ニンニク、ニラなどのネギ属に属する野菜の摂取によっても発症する可能性がある。
ネギ類に含まれるスルフィド類の多くは水溶性であり、加熱しても分解されないため、直接原因となるネギ類を食べさせなくても、そのエキスを含む食品を摂取するだけで発症する可能性がある。
緑茶、コーヒー、紅茶などに含まれるカフェインは、テオブロミンに似た構造を持ち、同様の覚醒効果を持つため(カフェインとテオブロミンは共通の骨格を持ち、カフェインの1位のメチル基が外れたものがテオブロミンである。
詳細はカフェイン および テオブロミンの項を参照の事)。
その他の人間が口にする食品や飲料などについても、フェレットにとっては塩分や糖分などが過剰となる可能性が高いため、このような物を日常から摂取していると、人間で言うところの生活習慣病に近い病気に罹りやすくなることが考えられる。
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